挿絵画家 morita MiWのちょっと不思議ながらもあったかな絵がそのままポーチに。
ゆっくりとした世界にくらす生き物たちのカワイイ形のポーチ。
しっかりと硬めに織ったガーゼ生地なので手触りがいい上に丈夫。
ポーチのファスナーを開けると中面はビビッとな色合いでますます楽しくなります。
何をいれて持ち歩こう。
のど飴?
文具?
メイク道具?
スマホだっていいかも!
ポーチデザインごとのタイトルもカワイイのがmoritaMiWシリーズの世界。
そして、それぞれに小さな小さなストーリーも。
どんどんどんどん空想がひろがるポーチ。楽しいったらない!!
【アルマジロと団子虫】
「コロコロまるまっちまってさ、これじゃあちっとも食べられないよ。」
だって。
アルマジロがコロコロぼやく昼下がり。
【カラスと針金ハンガー】
針金ハンガーは人類最大いの発明だってそうカラスたちは云ってた。
もう少し気前良くお裾分けしてくれたら地球生物評判の上位にランクされるように推薦してあげてもいいんだって。
【コモドドラゴンと花】
ドスリドスリと音立ててコモドドラゴンは大地を歩く。
コワイコワイとみんな彼を避けるけど彼のいちばん好きなモノ知ってる?
それはそれば可愛いビンクの花の色だって。
今日もその樹のところにやって来て、でねペロロと花にキスをして。
この世でいちばん幸せだって目をしたよ。
ねぇステキな子でしょ?
【ドードーと木の実】
タンバラコクの大きな木は思いました。
あのズングリとした奇妙で可愛い鳥は一体どこに行っちまったんだろう?
ボクが実だった時にさ、アイツに食べられちゃったワケだけれども、
アイツのお腹を通ったボクはなぜかすっかりヤル気満々になったんだ。
元気に芽を出してさ、今やこんなに大木になった。
だからボクはお礼にたくさんの実をつけてアイツを待っている。
それから300年以上経ったワケだけれど、アイツはさっぱり姿を見せやしない。
きっともっと楽しい世界に行っちまったんだな。
【ウサギと白詰草】
春になって、ウサギはほんとうに嬉しくなっておりました。
大好きな大好きな白詰草がこれでもかというほど生まれ咲き、食べてもいいよ、髪飾りにしてもいいよ、と揺れて話しかけてくるのです。
ウサギは。
しばらくそのフサフサした緑の絨毯を眺めてから、一本の四つ葉を見つけ出してもぎました。
そうして、ワタシは幸せなんだなぁと深呼吸しました。
【ワニと蝶々】
静かに澄んだ池があって、大きなワニが暮らしておりました。
池には蓮の花がユタユタと揺れていてなんとも甘い芳香に包まれているのでした。
ワニはその匂いを嗅ぐのが好きでしたけれどもつと好きなのは蓮に集まってくる蝶々の旅の話を聴くことでした。
此処ではない処のステキな話をステキな此処で聴くという贅沢。
うん、なんて愉しいことでしょう。
サイズ / 約22cm×13cm
組 成 / 表:綿100% 裏:ポリエステル100%