春、新生活にまつわるお話と揃える道具
2023.03.09
春を迎えると、ちょっとキュンとするのが我が家から巣立っていく子どもたちの事。
今年は受験がなかったので新しく巣立つ子はいないのだけど。
長男、次男が大学進学で一人暮らしをはじめる。
ごはん、ちゃんと食べていけるかしら。
簡単なレシピ、もっと教えていればよかった。
もうちょっと一緒にお台所に立つ時間が持てればよかった。
そんなことばかり思っていたもの。
長男は料理することを厭わないので 、揃えて渡した道具も主婦っぽいサイズ感。
・フライパン2サイズ(20cm、26cm)
・片手鍋18cm
・深型両手鍋22cm
・包丁
・まな板
・ピーラー
・ボウル、ザル
数年後、追加オーダーがあったのは圧力鍋と私が愛用している南部鉄器の焼き焼きグリル。
こんな道具を駆使できるようになったのはとても嬉しい限り。
(長男一人暮らしでつくる自分メシ↓)
一方、次男はまるで料理をせずに一人暮らし突入だったので、簡単な親子丼やお味噌汁が作れればいいかな、と小ぶりなサイズを用意してあげたら、
「お母さん、小さいお鍋だと一食分しか作れなくてすぐなくなるから、お母さんがカレーとか豚汁とか作っている銀色(銀色って…苦笑)のお鍋と同じの欲しい」
と半年後に言われ送ったのが、GEOジオプロダクツのポトフ鍋22cm。
以来、市販のルーを使ってシチューやカレーを作り、豚汁はラインでレシピ伝授し、そのループで大量に作って2~3日食べ繋いでいるよう。
(東京の暖かい気候を甘くみて、冷蔵保存を怠り翌日には悪くしてしまったという落とし穴もあったようですが笑。それ以降は容器に移して冷蔵保存にしているとか。)
この春も、新生活のための道具を揃えるご家庭も多いはず。
初めてのお料理だから道具は安いものでOK!と思いがちですが。
お料理初心者だからこそ、お料理が苦手だからこそ、良質な道具でお料理した方が、道具がお料理してくれるので、失敗も少ないもの。
数百円のフライパンやお鍋は板厚が薄く焦げつきやすかったり、煮込み料理でもお野菜に火が通りにくかったり、煮崩れすぎたり。
良質な道具は中火~弱火での調理が可能なので中までしっかり火が通り、味が染みて美味しく仕上げてくれます。
ブランド物のお鍋でなくても、良質な道具でお料理を始められることをお勧めします。
ミニマムに暮らしたい方にはOECのミニマセットやマルチに使える琺瑯マルチポットなどがおすすめ。
収納に余裕がある方ならGEOジオシリーズで揃えることをお勧めします。
アルミ芯の多層鋼のお鍋は中火で温め沸騰した後は弱火調理で肉じゃがやシチューは素材の味をしっかりと引き出し、塩胡椒だけでも美味しく仕上がります。
フライパンはやっぱり鉄フライパンをお勧めしたいところ。お手入れも洗剤を使わずタワシでゴシゴシ汚れをこすり落として空焚きするだけでOKのシンプルお手入れ。
フッ素樹脂のフライパンならセンレンキャスト推し。
センレンキャスト26cmフライパンは程よく深さもあり、一人分のパスタや麺も十分に茹でられるサイズ感。ワンパン料理に最適です。
送り出される側はのびのびと羽を伸ばしたいかもしれませんか(笑)
食生活が乱れぬよう、ココロもカラダも健やかでいますように、と道具を揃えたい親心の春です。
テキスト:山本 潤美