節分の豆まきに落花生はマイナーだった!!

2023.01.25

2月の節分に何を撒く?!
私たちスタッフは口を揃えて「落花生」
(日々ノ道具奥田金物は宮城県仙台市)
打合せにいらしていた関東出身のお取引先様は「初めて聞きました!!」と。
 
調べてみるとウェザーニュースのサイトにありました。
日々ノ道具奥田金物 節分豆まきの画像
(https://weathernews.jp/s/topics/202002/020065/)

北海道を含め、北は落花生を撒くと。その理由も雪が多い土地柄、外に蒔いた時に雪の上に落ちても見つけやすい、という理由とか。

ですので、私たちの住む仙台のスーパーでは節分が近くなると大量の落花生が並び始めます。
日々ノ道具奥田金物 節分の画像

そこで、なるほど!!と思うも、
では、 東西の方達が撒かれる大豆は戸外、室内かかわらず撒いた豆は食べるのかしら?!
地面に落ちた豆、床に落ちた豆を拾って食べる?うーーん…。
落花生なら殻に入っているので拾って殻を割って食べるけど…。
庭に巻いた大豆、雪があろうとなかろうと見つけにくいような…。
と色々な疑問が湧いてしまいました。

とはいえ、調べてみると本来の豆まきは伝統的にはやはり「大豆」
煎った大豆を升に入れ「福豆」として神棚にお供えし、それを撒くのが本来の節分の「豆まき」と。

煎った大豆、ぽりぽりと美味しいですよね。おやつとしても、おつまみとしても。
嬉しいことにとてもヘルシーだし。
そこで「煎る」という作業はどうしてますか?
もちろんすでに「煎ってある」ものも売られてますが、我が家で「煎る」ことができるのご存知ですか?


ごまを煎る→炒りごま
豆を煎る→節分の煎り大豆
コーヒーを煎る→焙煎
お茶を煎る→ほうじ茶
銀杏を煎る→銀杏の加熱は煎るのが一番美味しい
 
毎日の暮らしの中で「煎る」が特別なことではなく、当たり前の調理だったりします。
そして簡単!!
専用の道具があればなお簡単。
もちろん空焚きできる鉄のフライパンで煎ることもできますが、ごまはパチパチと跳ねて飛び出したり、銀杏も頃合いを間違えると殻がパンとわれて中身が飛び出してきたり。

パーチパンなら、メッシュの蓋が付いているので中身が飛び出す心配はありません。
焙烙であれば口が狭くなっているので飛び出しにくくなっていて。
焙烙は焙煎後にはハンドルの穴の部分から中身をサラサラと容器に移し替えられる便利さも。


「煎る」「焙煎」ってプロっぽくって我が家での作業と思いにくいですが、やってみれば意外と簡単。それもあっという間に。
煎りたてのごまなんて、その風味の豊かなこと!!
緑茶も自分好みに焙じてほうじ茶にするなんて、簡単なのにとても豊かなもの。

お台所の作業に「煎る」を加えると暮らしの一コマがワクワクしてきます。
今年の節分にはパーチパンで大豆を煎って豆まき、してみませんか?

テキスト:山本 潤美